探偵事務所の仕事

推理小説やミステリに登場する探偵は殺人事件の解決や難解なトリックの謎解きなど華々しい活躍をしていますが、実際の探偵は地道な張り込みや聞き込みによる調査をするのが主な仕事です。
「探偵業法」という法律により、探偵事務所を開設する際には必ず公安委員会へ届出をしなければならないことになっています。
普段の生活で利用する機会はそうありませんが、登録されている探偵事務所は現在日本国内だけでも5,500件を超えているそうです。
意外と身近な存在である探偵事務所ですが、調査してくれる内容はどんなものがあるのでしょうか。

探偵事務所が行う調査の内容は、親しい人や気になる人の浮気や素行を調査する行動調査、家出をした家族や行方不明の人物を探す行方調査、企業や個人に対する信用調査などがあり、事務所によって得意分野が異なります。
専用の機器をそろえている場合は指紋や声紋、DNAなどの鑑定や盗聴器の発見、サイバーストーカーの対策などに対応できることもあります。

依頼の内容にかかわらず、探偵事務所とその従業員は調査の過程で知りえた情報の秘密を保持しなければならず、それはたとえ探偵を辞めたとしても変わりません。
調査の方法についても、対象者やその周囲の平穏な生活や財産を害することがない範囲で行うことが法律で定められています。
逆に依頼者の方でも調査結果を違法行為に利用しない旨を書面で提出し、調査の目的が法に抵触するものや他人を害するようなものではないことを誓う必要があります。
さまざまなトラブル解決に有用な探偵事務所の調査ですが、使いどころはよく見極めなければなりません。